北アイルランド留学日記

2020年10月3日、コロナ禍のなかで渡航して、語学留学をした記録です。

【持っていったもの】カメラ

 今日は天気もいまひとつなので、部屋で掃除や洗濯をしたり、だらだらしたり、写真の整理やブログの更新*1をしようと思っています。

 さて、私は実は写真を撮るのが好きで10年くらい旅先ではカメラを持ち歩いています。そのわりには上手くならないのはご愛敬。そして、10年ぶりに新しいカメラを買ったところなので、アイルランドにも持ってきています。私の愛用しているのは、リコーのGR3です。

 

 このカメラ、コンデジのくせにとってもお高い!私はファーストモデルが出た頃から気になっていて、ずーっと迷っていたのですが、ついに買ってしまいました。

 GR3のいいところは、とにかく「撮るのが楽しい」ことです。なんでこんなに楽しいのか、謎でしかありません。私はもともとスナップ写真ばかり撮るので、上着のポケットに入れておいて、気になるものを見つけたり、いい感じの光の具合が目に入ったりすると、すぐ取り出せてシャッターを切れるのがとても良いです。

f:id:unagi_inu_2020:20201024192105j:plain

f:id:unagi_inu_2020:20201024192111j:plain

f:id:unagi_inu_2020:20201024192113j:plain


 本来ならばスペックの高いカメラなのでもっといろいろと遊べるようです。プロのGR3で撮った写真を見ると「同じカメラとは思えない」とため息が出ます。

dc.watch.impress.co.jp

 ちなみに、私のニューキャッスルでの写真は、露出過多なのか、ホワイトバランスの設定をミスしていたのか、妙な色合いなんですが、逆に世界の果てみたいな雰囲気が出て良かったです。(ただのハイキングコースです)

f:id:unagi_inu_2020:20201024192931j:plain

f:id:unagi_inu_2020:20201024192935j:plain

f:id:unagi_inu_2020:20201024192938j:plain

 自分でこんなふうに設定を変えてカメラで遊べるようになればいいんですが、私はなかなかそこまで辿りつきません。いつも絞りを最大限に開放して、あとはオートにして、適当にシャッターを切っています。

 撮った写真は、GR3はWi-Fiがついているので、専用のアプリでiPhoneの「写真」に移動させています。そこで画像を確認しながら気に入らない写真は削除します。そのあと、Flickrというサイトにストックしています。Flickrも、アプリで基本的な作業ができるのでPCを開く必要はありません。

www.flickr.com

 この作業が終わったら、随時、データはカメラから消去します。画像があるままだと動作が遅くなってしまうことに気づきました。こまめに写真を整理しないといけないのですが、私は面倒がってデータを溜めがちなので、逆に義務感があったほうが良いかもしれません。

 なお、去年までは一眼レフカメラを使っていました。キャノン EOS Kiss X2と10年くらい付き合いました。 

 

 いわゆる「撒き餌レンズ」と呼ばれる明るい単焦点レンズを愛用してました。これは、2019年9月のベルギーや北フランスの写真です。

f:id:unagi_inu_2020:20201024193925j:plain

f:id:unagi_inu_2020:20201024193943j:plain

f:id:unagi_inu_2020:20201024194005j:plain

 これはこれで、楽しいカメラでまだまだ本当は使えます。しかし、一眼レフカメラの最大の難点は「重い」「かさばる」ことです。もう飛行機の機内持ち込みだけでもけっこうな荷物になります。それから、カメラを構えたときに目立ちますから、盗難にも注意しなければなりません。肩も凝るし、疲れます。もし、私が運転できれば車に一眼レフカメラとGR3の両方を積んで遊びに行くのが理想ですが、残念ながら私はひたすら徒歩で移動するので荷物を軽量化したい気持ちがあります。なので、今はGR3のほうが便利です*2

 それから画角が狭いのも悩みの種でした。一眼レフカメラの広角レンズはとっても高いのです。そして、スナップばかり撮る私にはレンズをほとんど付け替えません。そういうわけで、あんまり一眼レフカメラの良さを活かせてなかったと思います。

 他方、実は一眼レフカメラは「見た目がかっこいい」という最大の利点があります。馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、「外観」はとても大事です。いまは、日本でもずいぶんと女性の一人旅が増えましたが、10年前はまだまだ少数派でした。なので、当時は国内でも海外でも、私は黒い本革のジャケットに、バックパック一眼レフカメラをぶら下げて、ライターがフォトグラファーかのように振る舞っていました。喫茶店で「お仕事ですか」とマスターに微笑まれたこともあります。嘘みたいだけど、ほんとの話です。旅人コスプレと私は呼んでいました。

 もちろん、今は私も歳を取りましたし*3、女性の一人旅もエッセイや漫画がたくさん出てメジャーになってきたので、そんなに気負わずにふらふらと一人旅をするようになりました。それと引き換えに体力は衰えてきたので、軽量化に向かっていった、という感じもあります。

*1:ブログは毎日更新してますけど。日本語ばっかり書いてちゃダメだと思うんですが、ロックダウン下の気晴らしのひとつになります。

*2:でもこうやってみると、一眼レフで撮るのも楽しいんだよなあ、と思い出して、手元にそれがないのが寂しい気持ちになります。

*3:若く見られてますが……