北アイルランド留学日記

2020年10月3日、コロナ禍のなかで渡航して、語学留学をした記録です。

リスナブリーニー ( Lisnabreeny )

 日曜日は天気予報が晴れになっていたので、ベルファストの近くにあるリスナブリーニーにハイキングにいきました。

www.nationaltrust.org.uk

 ベルファストの中心部からバスで10分という手近な場所なので、あっという間に着きます。朝8時半の始発に乗りました。Cregagh通りを南にバスで降りて行き、閑静な住宅街にあるバス停で降ります。Cregagh Glenという林道を抜けていくのですが、いきなり入り口に「Flood(洪水)」の看板が出ています。

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 一昨日、激しい雨が降ったため、川が増水したのでしょう。林道には滝もあるらしいし、ひとりで歩いて行くのは危険かなあ、としばらく思案。通りがかったランニング中の女性に声をかけて聞いてみました。

「こんな看板が出てるけど、今日はここは入れないってことですか?」

「私はこの靴(ランニングシューズ)だけど、あなたはブーツだから大丈夫でしょ?」

「え、中に入って歩いてもいいの?」

「もちろん」

 そう言われて「えええ、大丈夫かなあ」と不安ながらにハイキングスタート。犬の散歩をしているお兄さんが向こうからやってくるので、「この先は大丈夫かな?」と聞いてみます。すると「なにが? こっちから来たけど、なにも問題ないよ!」とのこと。ええええ、じゃあ、あの入り口は看板はなんだったのだろう。小川沿いの山道を歩いていると、散歩している人はたくさんいます。本当に北アイルランドの人たちは気さくだなあ。すれ違いざまに「最高の朝だね」などと声をかけてくれます。だんだんと大丈夫な気がしてきました。

 ハイキングコースが整備されているので道に迷うことはないですし、多少のぬかるみはありますが、洪水というようなところはありませんでした。小さな滝がいくつかありますが、歩道からは離れているので危険と言うほどではありませんでした。一番、見応えのあったものはこれ。

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 林道を抜けていくと、途中に米軍兵士の墓があるという解説が出ます。みにいってみると、主に第二次世界大戦中に空軍で事故などで亡くなった兵士の墓とのことでした。そのあたりは草原が広がっています。

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 今度はRathへ。Rathとは、アイルランドの円形の遺跡のことを呼ぶようです。丘になっていて、坂道を登って行きます。頂上からは町並みがが一望できました。

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 天気予報では晴れでしたが、このあたりで天気が安定することはありません。曇ったり、晴れたりの繰り返し。

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 私は写真を撮りながらゆっくりと一巡しましたが、往復で2時間半くらいでした。歩くことに集中すれば1時間半くらいで歩けるかな。体力づくりのためのウォーキングに来ている人も多かったです。 

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 ベルファストの街から近いので、半日、外の空気を吸いにくるにはちょうどいい場所だと思いました。でも、あんまりにも近すぎて、さすがに旅の気分は出ませんでした。そこは残念。