北アイルランド留学日記

2020年10月3日、コロナ禍のなかで渡航して、語学留学をした記録です。

アカデミックコースの先生たち

 1週目の月曜日は、学校紹介で終わったので、2週目に入った今日、授業がひとまわりしました。これで先生たちの顔も全員分を見たことになります。

 このコースは、基本的にはクィーンズ大学へ進学を希望する学生向けに開講されているようで、違う進路を希望する私はレアケース。しかし、かれらは私のことも歓迎してくれました。

 先生たちのバックグラウンドはさまざま。みんなが英国人というわけでもなく、ポーランドから英国に来て20年も英語教師をしている先生もいれば、米国のミネソタ生まれで英国に来ている先生もいます。どの先生もベテランという風格で、きれいな英語で明確な意思を持って授業を進めていきます。すぐにしっかりとトレーニングを受けてきた教員だということがわかります。

 アカデミックコースは、いわゆる「構造化されたプログラム」で、学生は研究のトピックを選び、10週間かけてプレゼンテーションとエッセイを仕上げていきます。そして、最終的に発表して評価を受けます。なので、1週目は各先生はいろんな角度から「アカデミックであるとはどういうことか」「アカデミック英語と日常の英会話の違いは何か」「何から手をつければいいのか」などを説明していました*1

 私はこちらに留学するまでに、いろんな語学学校やオンライン英会話の体験授業を渡り歩いてきましたが、全然レベルが違います。これだけでも来た価値があると思います。もちろん、こういう「構造化されたプログラム」が好きかどうかにはよりますが……。*2

*1:こういう大学準備コースは、「日本でも日本語でやればいいのに」と思います。もちろん、そのための教員養成が必要なわけですが……

*2:つまり、自由度は低いのです。私は明確な達成目標があって留学したので、とてもマッチしていますが、楽しんで学ぶことを目的として留学するなら、このコースでは息が詰まることでしょう。