北アイルランド留学日記

2020年10月3日、コロナ禍のなかで渡航して、語学留学をした記録です。

留学エージェントの選び方

 ひっそりと始めたブログですが、急にアクセスが増えてるので確認すると、留学エージェントのニチアイさんがツイッターでご紹介くださったんですね。私はニチアイさんに頼んでよかったと思っているので、アイルランド・英国留学を考えている方は相談するといいですよ。

www.nichiai.net

 というので終わってもいいのですが、それでは何の情報にもならないので、問い合わせてみた自分の経験を元に、いま、つまりコロナ渦で留学エージェントを選ぶポイントを私なりに書いてみます。

1. 特定の地域・国を専門としていること

 留学エージェントには、米国、カナダ、フィリピン、オーストラリアなど複数の国を扱う、大きな会社もあります。しかし、現時点ではこうした大手よりも、規模は小さくても一つの地域に密着して活動している留学エージェントのほうが良いと思います。

 留学先がまた決まっておらず、「どの国がいいのかアドバイスして欲しい」という段階の方は、もう少し状況が落ち着くまで待ったほうがいいでしょう。まだコロナ渦が世界的な規模で拡大して1 年足らずです。どの国も次々と政策が変わりますし、語学学校もそれに振り回されててんやわんやです。「留学してみたいなあ」というくらいの気持ちであれば、数年先に伸ばしたほうがいいと思います。これから先、世界がどうなるのかはわかりませんが、今のうちにしっかり情報を集めて、英語学習に時間を割くことは無駄にはなりません。

 平時なら、友達のノリの若くて明るい留学カウンセラー*1と「わーい!英語わかんないけど挑戦してみよう〜!」と軽い気持ちで留学するのもきっと楽しいと思うのですが、今は状況があまりよくありません。

2. 現地オフィスがあること

 コロナ禍だからこそ、現地オフィスからの情報やヘルプが重要になります。基本的には、自分で英語で情報取集をしながら生活していくことになりますが、いざというときに日本語で頼ることができる場所は、心の支えになります。また、リアルな現地の生活状況や雰囲気も直接聞くことができるので、情報を得るためにも重要です。留学エージェントによっては、コロナ禍によって、現地オフィスを閉鎖してしまったところもあるので、ここはしっかりと確認したほうがいいと思います。

3. ウェブサイトの情報量が多いこと

 言葉を選ばずに言うと、ウェブサイトは手作り感があって、字が多いところが良いと思います。ニチアイさんもそうですし、私がオーストラリア留学を検討している時にお世話になっていたICN留学情報館さん*2もそうです。

www.johokan.jp

 こういうサイトのデザインは、今見ると古く感じるかもしれませんが、インターネットの黎明期からずっと情報発信を自力でされてきた証拠だと思います。

 それから、私は体験談は基本的には全部読むことにしています。こういうレビューを読むコツは、「書いている人を想像すること」です。性別や年齢、それまでのキャリア、英語力などを考慮して、「こういう人だから、こう感じたんだろうか」などと推察しながら読むと、なかなか面白いです。たとえば私なら、「そこそこの年齢で英語を勉強してきた人」のレビューは信頼しますし、「若くて英語はあまりできないけれどコミュニケーション能力がものすごくある人」のレビューは「差し引いて聞いておこう」と思います。

 もちろん、ウェブサイトの情報だけで語学学校を選ぶのはあまりいい選択ではなく、留学エージェントに自分のニーズを伝えて、アドバイスしてもらいながら学校を選んだほうがいいと思います。ただ、その際の判断材料として、体験談は多いに越したことない、と私は考えています。

4. 担当者を信頼できること

 いろいろ書いてきましたが、これに尽きます。私がニチアイさんにお願いしようと思ったのは、アイルランド留学の相談をした時に「厳しい状況ですが、行けないわけではないです」というような旨のお返事をいただき、「妥当な状況判断ですよね」と思ったのがきっかけです。あんまり楽観的に「大丈夫ですよ」と言われても、逆に不安になりますし、あんまり悲観的に「今はお勧めできません」と言われても、ガッカリしてしまうわけです。

 どういうきっかけで「このエージェントにお願いしよう」と決断するのかは人によりますし、思いも寄らないところが信頼のスイッチになったりするわけですが、自分がしっくりくるところが見つかれば、そこが良いエージェントなのだろうと思います。なんだか締まらない結論ですが、リアリティを持ってお伝えするとこういう話になります。

*1:私はコロナ渦の前に、初めてこういう大手の留学相談に電話をしたときには面食らって「なんじゃこりゃ」と思いました。その後、コロナ渦のときにいくつかのエージェントが留学生の対応がほとんどできず、ずいぶん混乱したのをネットで見ていました。やはり緊急時対応ができるエージェントを今はお勧めします。

*2:結局、オーストラリアの国境封鎖で留学は中止せざるを得なかったのですが、ICNさんには本当にしっかりサポートしていただきました。残念な経験でトラウマティックですらあるのですが、担当してくれたスタッフさんを思い出すと笑顔になってしまうくらい心に残っています。オーストラリアの留学の状況はシビアですが、ICNさんには頑張って欲しいです。