北アイルランド留学日記

2020年10月3日、コロナ禍のなかで渡航して、語学留学をした記録です。

学生それぞれの事情

 金曜日の午後は、クラスメイトで仲の良いMと、そのお姉さんとお話しする機会がありました。お姉さんはいま、クィーンズ大学の看護コースの修士課程で勉強しているそうです。ふたりとも、私がいるのでずっと英語でやりとりしてくれて、お互いの話をしたり、冗談を言ってゲラゲラ笑ったり、楽しい時間を過ごしました。

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 Mはサウジアラビアの国費留学生ですが、自分では勉強するコースを選べないそうです。そこには葛藤があると教えてくれました。彼は前にもイギリスで留学していたので、いろんなバックグラウンドを持つ留学生の話を教えてくれました。それぞれが、いろんな制約のあるなかここに来ているのだと聞くと、「まだまだ私はわかってないことが多いなあ」と思いました。

 また、Mのお姉さんには、最初の授業で私以外がみんな中国からの留学生で、英語を喋ってくれなくてひとりぼっちになってしまい、孤独だったことを話すと、「私もそうだった」と自分の体験を話してくれました*1。もう1 ヶ月も前のことで、すっかり忘れてましたがそんなこともあったのでした。(その頃はまだブログを書く余裕もありませんでした)そうは言っても、どんどん英語で話しかけて、いまでは中国からの留学生とも仲良くやっていますが、本当に初日は「どうしよう」と思ったことを覚えています。「こんな状況はなんとかできる」と自分をプッシュしてきましたが、理解ある人に弱音を吐けると楽になるものですね。本当にありがたい日でした。

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 しかし、まだ英語でのコミュニケーションは慣れたとは言えません。二人ともIELTSのスコアには苦労しているそうですし、単語数も多くはないですが、スピーキングは上手で、うまく自分の言いたいことを表現しています。この瞬間的にやりとりの内容を判断して、反射のように適当に言葉を返していく日常会話や雑談は、私が本当に苦手なところ。日本語では得意なので、英語での経験不足が大きいのでしょう。これがもう少し上手くなれば、自分は自信も持てるし、英語での生活ももっと楽しめるのだろうと思います。練習しかないですね。

*1:今思えば、彼女は援助職なのもあって話を聞くのが上手いんですね。