北アイルランド留学日記

2020年10月3日、コロナ禍のなかで渡航して、語学留学をした記録です。

新クラスへ移行完了?

 今日から、やっと正式に新しいクラスへ移行……と思いきや、また前の難易度の低いクラスの授業からコールがあって呼び出されました。Gの担当しているコマだったので、彼はクラスの課題を始めるときに、プライベートチャットで「もう、あなたたちはクラスを変更しているから、別の課題をやっていいよ」と言ってくれました。ありがたく、新クラスの課題をやっていたので有意義に時間は使えました……が、「まだ移行できないの〜?」という気持ちに。午後、またアカデミックマネージャーに連絡したので、今度こそ移行完了のはず。

 新しいクラスは、リーディングやリスニングの共通課題がありません。自分のリサーチエッセイに関連する論文や動画を探して、そのサマリーを書くのが課題だそう。しかも今週中に、サマリー2本と、リサーチエッセイのファーストドラフトと、プレゼンテーションのアウトラインを提出しなければならないとのこと。けっこうハードに思えますが、授業中に説明を聴きながら課題を進めていく形だし、今回の課題で点数がつくのではなく、先生からのフィードバックで修正していくことになるので、そこまで心配する必要はなさそうです。今日は、リサーチエッセイのバックグラウンドと、メインボディのアウトラインを授業中に書きました。

 こういう課題なら、自分のエッセイに合わせて難易度は上げていけるので、私としてはありがたいです。問題はスピーキングの機会が少なくなっていること。ただ、後半はプレゼンテーションの練習もあるので、心配しなくてもいいとも思います。

 今日、Gに質問してみたのは、北アイルランドでよく耳にする、謎の「ナァイ」という言葉についてです。よく耳にしますが、相槌のような、つぶやきのような、接続語のような、もうひとつ何を指す言葉かわかりませんでした。Gは授業の開始時に「一般的な英語の質問」も受け付けてくれるので、「ナァイ」について聞いてみました。すると、彼は吹き出して「ああ、なるほどね」と笑っていました。実はこの「ナァイ」はnowのローカルアクセントだそう。口癖みたいに「ナァイ」と言ってる人もいるけど、あれは特に内容のない感嘆詞だったんでしょうね。たぶん、そうだと思ってたけど。

 ロックダウンなので、なかなか現地の人と話す機会も少ないのだけど、できるだけ耳をそば立てて「今のはなんだ?」と思ったらメモっておいて、Gに質問するのがいいかなと思いました。質問の練習にもなりますしね。

 1 ヶ月の滞在では自分のスピーキング能力が上がったとは決して言えないのですが、気がつくと、最初は「Can I 〜?」でしか質問できなかったのに、いつのまにか「Could you 〜?」「Could I 〜?」も使えるようになりました。語学学校の先生たちが、丁寧な言い方をしているのでそれを毎日聞いているうちに、自分もその表現に慣れてきました。本当に小さな一歩だけど、周りの話をよく聞いて、口から自然に出てくる言葉を増やしていきたいです。